抜歯後に放置していた右下奥歯をインプラントで回復した症例
抜歯後に放置していた右下奥歯をインプラントで回復した症例
こちらの症例は、右下の前から6番目の奥歯を抜いたままで放置しており、このままではいけないと思い、奥歯なのでしっかり噛めるようにするにはどうしたら良いか?という主訴で来院された患者さまです。
初診時の状態
【カウンセリングで治療方針の決定】
当院では、治療を行う前に必ずカウンセリングというお話し合いをする時間を設けております。
患者さまのご要望をしっかりとお聞きして、当院で可能な治療方法をいくつか提示させて頂き、それぞれのメリット・デメリットや治療期間、治療費などを説明した後に患者さまのご要望に沿うものを選択していただくという流れです。
こちら患者さまは、しっかり噛めるようにしたいというご要望がありました。患者さまの要望と患部の状態、当院で可能な治療技術を考慮した結果、右下6番に対してはインプラントを用いて治療することが望ましいと考えました。
【治療方針】 右下6番 インプラント治療
インプラント1次OPEの実施
インプラント仮歯の作成(1次OPEから3ヵ月後)
最終補綴物の型取りとセット
3週間後に完成した最終補綴物をセットした状態です。
治療前後の比較
【術前の状態】
【術後の状態】
今回はティッシュレベルというインプラントを用いて治療を行いました。このインプラント体の特徴は、骨が十分に存在する状況であれば、インプラントOPEを1回で終える事ができます。清掃性にも優れており、条件が良ければ、治療期間も短くでき、患者さまの負担も少なくできます。
今回の治療を終えて、奥歯がなくなってしっかり噛めていなかったところをインプラントで治療したことで、しっかり噛んで食事できるようになって嬉しいとおっしゃって頂きました。食事というのは、人生の楽しみの一つです。ストレスなく食事をする楽しみを得ることができるインプラント治療は非常に有効な治療方法だと考えています。
年齢/性別 | 60代/男性 |
---|---|
治療期間 | 7ヵ月(検査から最終補綴セットまで) |
治療回数 | 12回(メンテナンスも込み) |
治療費 | 660,000円(税込) |
リスクなど | ・インプラント手術後は内出血・まれに口唇・頬・舌・歯肉・歯牙の感覚マヒが一時的に発生する場合があります。 ・部分的に強い力がかかると、詰め物・被せ物が破損したり、脱離したりする可能性があります。 ・治療期間は来院状況、個人によって差があります。 ・歯肉が退縮すると、インプラント体の色味が見えてくる場合があります。 |