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前歯の白い点ってどうしてできるの?

投稿日:2024年10月2日

カテゴリ:スタッフブログ

スタッフブログをご覧のみなさん、こんにちは。歯科衛生士の布施です。   

 

みなさんはホワイトスポットをご存知ですか?

歯の中に白い斑点やシミ、白濁物があることをホワイトスポットと言います。

ホワイトスポットはそのままにしていても害はないのですが、

前歯にあると目立つため気になる方もいらっしゃいます。

今回は気になるホワイトスポットの原因についてお話しします。

 

歯に白濁したものができるのは、脱灰という現象によるものです。

歯の内部の結晶構造が変わる脱灰によってがホワイトスポットが出現します。

脱灰をする原因はいくつかあります。

 

①小さい頃のエナメル質が作られる時に起きるトラブルが原因

 

幼少期や妊娠中の時の栄養不足によるもの、遺伝によるもの

エナメル質を作るための栄養素(カルシウムやリン)が不足すると歯に影響が出てきます。

胎児が母体にいる時から歯のエナメル質は作られるので、

妊娠中に栄養が不足してしまうと、赤ちゃんの歯がホワイトスポットになってしまいます。

遺伝によって歯の形成障害を持っている方にも、ホワイトスポットが遺伝することがあります。

 

高濃度フッ素によるもの

高濃度フッ素を小さい頃から摂取していると、

班状歯と呼ばれるホワイトスポットのできた歯が作られます。

水道水に配合してるフッ素が高濃度の場合や温泉地などに起こりやすいです。

また誤った高濃度フッ素の摂取でも起きます。

これは海外輸入の歯磨剤や水などを摂取していると起きやすいです。

 

小さい時に受けた外傷によるもの

歯の受けた外傷により一時的に歯にクラック(ヒビ)が入ります。

このクラックを中心に歯の結晶構造が変わり、白濁したホワイトスポットが現れることがあります。

 

②虫歯由来のものが原因

虫歯になるとき、まず歯のミネラルが一時的になくなります。この時ホワイトスポットができます。

このままの状態が続くと、酸に侵食され虫歯になります。

ホワイトスポットができてる状態は虫歯の初期段階なので、

フッ素コートをしたり定期的なケアを行うことで改善されます。

原因①よりも改善する可能性が高いです。

 

ホワイトスポットの治療法は、次回の投稿でご紹介します!

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