【お悩み相談6】歯の詰め物が原因で金属アレルギーになることはありますか?
投稿日:2017年9月25日
カテゴリ:スタッフブログ
患者さんとお話しをしていて、よく質問されるお悩みや疑問を簡単にわかりやすくお答えしていこうと思います。
【お悩み相談6】歯の詰め物が原因で金属アレルギーになることはありますか?
最近、手や体に赤いブツブツやかゆみが出て困っているという患者様が当院にいらっしゃいました。症状がではじめてからは、金属のアクセサリー類は身につけないようにして、なるべく金属が体に触れるような事は控えているが、いっこうに症状が改善しないとの事でした。
その他の心当たりとしては、歯の治療で詰め物をした時に金属を入れた記憶はあるとの事。
しかし、最近も治療はしたが、それ以前にも金属は入れていたのに急にこんな症状が出ることはあるのですか?との疑問を持たれていました。
お答えとしては、
歯の詰め物が原因で金属アレルギーになることはあります!
しかも、長年経過して症状がでてきることもありえます!
保険で使われている金属は、お口の中の高温多湿な環境で錆びて、金属イオンが溶け出します。それがタンパク質と結びついてアレルギーの源となってしまいます。また、長い年月をかけて溶け出した金属が体に蓄積され、それが過剰になる事でアレルギーが発生するとも言われています。
では、どうすればいいのか?
①まず、原因となっている金属を特定する(パッチテストを行う)
専門の皮膚科で行うことができます。
②原因となる金属を取り除く
③アレルギーを起こさない材料で詰めなおす
当院で行なっている取り組みを少し紹介します。
a)金属を取り除く際に、なるべく金属の削りカスを出さないように除去する
b)アレルギーを起こさない材料(セラミック)での治療
ECR(Easy Crown Remover)を使用
①真ん中に小さな穴を開けます。
②特殊なネジを入れます。
③ネジを回していくと 銀歯が浮き上がってきます。
④ネジと一緒に銀歯が外れてきます。
⑥その後セラミックにて治療しました。
【メタルフリー症例】
Before
After
金属アレルギーでお悩みの方は、一度当院にご相談ください。
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