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歯医者さんの麻酔ってどんなの?

投稿日:2025年11月5日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科衛生士の布施です。

歯科医院で治療を行う際、痛みが生じないか不安に感じられる方も多いと思います。当院では無痛治療を掲げており、麻酔下で治療を行うことが多いです。

 

歯科治療で麻酔をする理由としては、

・痛みを感じないようにする

・恐怖心をやわらげる

・医師が安全かつスムーズに治療を行えるようにする

この3つが挙げられます。

 

今回は、その歯科医院の治療で行われる麻酔についてお話しします。

 

麻酔の種類

麻酔は大きく分けると全身麻酔局所麻酔の2種類があります。

全身麻酔

完全に意識をなくし、痛みや体の動きを感じないようにする麻酔方法です静脈やマスクから麻酔薬を使い、呼吸は人工呼吸で補助されます。

局所麻酔

特定の部位の痛みを一時的に消失させる麻酔方法です。麻酔薬を注射などによって患部や神経の近くに投与し、その部分の神経伝達を阻害することで行われます。​歯医者でよく行なわれる麻酔法で、全身的に作用しないので安全性も比較的高いです。

 

局所麻酔の方法

局所麻酔法には、表面麻酔浸潤麻酔伝達麻酔の3種類があります。

表面麻酔

歯ぐきに麻酔薬を塗って、歯ぐきの表面のみの感覚を痺れさせる方法です。歯そのものには効きませんのでその後麻酔の注射が欠かせませんが、麻酔の注射に先立って表面麻酔を行なうことで、注射の痛みを軽減する効果があります。

浸潤麻酔

痛みを取り除きたい歯の周囲の歯ぐきに注射して行なう麻酔法です。歯医者の麻酔といえば、この方法がイメージされるほどメジャーな方法です。むし歯の治療から親知らずの抜歯まで、非常に良く効きます。

伝達麻酔

麻酔が効きにくい場所や、浸潤麻酔法よりも広い範囲に麻酔を効かせたい時に行なわれる麻酔法です。脳から出てきた神経の途中の部分に麻酔薬を効かせることで、そこから先の部分の感覚を痺れさせます。麻酔効果が、浸潤麻酔法よりも広い範囲に及ぶ上に、持続時間が長いのが特徴です。

 

麻酔薬について

歯医者で使われる麻酔薬には、局所麻酔薬と血管収縮薬の両方が配合されていることが大半です。

現在、使われている局所麻酔薬は安全性も高く、アレルギー反応を起こすようなことはほとんどありません。麻酔をした後に、気分が悪くなったりすることがありますが、局所麻酔薬のアレルギーではなく、緊張感や恐怖感などの精神的な影響によって生じる場合が多いです。

歯科治療で使われる麻酔薬の多くには、局所麻酔薬だけではなく血管収縮薬が配合されています。
血管収縮薬が配合されているのは、麻酔の効きを良くしその持続時間を長くすることと、安全性を高めるためです。

血管収縮薬が含まれているので、局所麻酔の注射をすると注射された周囲の歯ぐきの血管が収縮し、血流が低下します。それによって局所麻酔薬がその周囲に広がらずに、注射した部位に留まるようになります。麻酔薬が薄まらなくなるので麻酔の効き具合が良くなる上、長時間効果を持続できるようになります。周囲の組織だけでなく全身に拡散しにくくすることで安全性も高められるようになっています。

一般的な副作用

ただし、稀に以下のような副作用が現れることがあります。
・一時的なしびれや腫れ
・血圧の低下やめまい
・アレルギー反応(非常に稀)

これらのリスクを最小限に抑えるため、事前に患者さんの健康状態やアレルギー歴を確認します。

麻酔が効きにくいケース

患者さんによっては、麻酔が効きにくいことがあります。その原因としては、炎症が強い場合や体質的な要因が考えられます。そのような場合でも、追加の麻酔や麻酔法の変更を行うことで対処可能です。

 

麻酔の持続時間

​表面麻酔法

表面麻酔法だけで麻酔が終了することは稀ですが、表面麻酔法だけの麻酔であれば、10~20分ほどで麻酔の効果がきれます。

浸潤麻酔法

一般的な局所麻酔薬では、血管収縮薬が配合されています。使用した麻酔薬の本数にもよりますが、おおむね2~3時間は処置後も効果が持続します。

しかしスキャンドネストという局所麻酔薬には、血管収縮薬が含まれていません。そのため、20~30分ほどで麻酔の効果がきれます。

伝達麻酔法

伝達麻酔法は、麻酔が効き始めるのに時間がかかる反面、処置後麻酔の効果が浸潤麻酔法よりも長時間持続します。伝達麻酔法の効果は、4~6時間続くことが一般的です。もちろん個人差がありますので、場合によっては半日近くも効果が持続することもあります。

おおむねの目安ではありますが、麻酔の本数や個人差による違いで、麻酔の持続時間はさらに長くなることもあります。

 

麻酔をした後の注意

麻酔の効果が残っている間は頬や舌を噛んでも痛みがないので、知らない間にお口の中に傷ができることがあります。

また、熱いもので火傷をするリスクもあるため、麻酔が覚めるまで食べるのは避けなければなりません。食事を再開するときにも、柔らかめのあまり噛まなくてもすむような食事にするほうが安心です。

 

兵庫県東灘区御影でかかりつけの歯科医院をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。

当院は、プロの歯科医師、歯科衛生士が、しっかりと治療に対応しております。

※定期的に、メンテナンスをお勧めしております。

当院にHP上にある24時間WEB予約であれば、初診の人に限りアポイントと連動した形で

いつでもご予約可能です。ぜひご利用ください。

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