歯科用CT導入
投稿日:2014年4月15日
カテゴリ:スタッフブログ
みなさんこんにちは、御影歯科クリニック院長の秋山です。
だんだんと、暖かくなっていい季節になってきましたね。
今日は、当院が導入している歯科用CTに関してお話します。
みなさん、CT検査といえば、大学病院とか総合病院までいって撮影するイメージがありませんか?
当院では、より安全で正確なインプラント治療や歯科治療を提供するために、歯科に特化した最新の歯科用CTを導入しています。
医院内にCTがある事によって即座に撮影・診断ができますので、より安全かつ迅速な対応が可能です。また、患者様がわざわざ撮影のためにCTのある施設に出向いていく負担が軽減されます。
歯科用CTがあれば、今までは平面(2次元)でしかわからなかったものが、立体(3次元)で把握する事が可能です。
CT検査は次のような事に対して有効です。
①インプラント治療
インプラント治療において、今やCT検査は必須です。インプラント治療では骨に対してチタン性のネジ(人工歯根)を埋入します。安全かつ正確にインプラント治療を行うためには、骨の状態を立体的に把握しておく事がとても重要です。
②歯の根っこの治療(根管治療)
歯の根っこの本数、形態、及び根っこの先の病巣の状態など、今までのレントゲンではわからなかったものが立体的に把握できるので、的確な治療が行えます。
③親知らずを抜く治療
親知らずの近くの骨の中には太い神経が通っています。歯と神経の位置関係が立体的に把握できるので、親知らずの抜歯が安全でかつ手際よく行う事ができます。
④歯周病治療
歯周病とは、口の中の細菌が歯を支えている骨を溶かす病気です。CT検査があれば、骨の破壊の程度を立体的に把握する事ができ、それぞれの歯に対して歯周病の進行度合を正確に診断できます。それにより、適切な治療方針を立てる事ができます。
⑤歯並びを治す治療(矯正治療)
矯正治療とは、歯を動かして歯並びを改善する治療です。矯正治療で気をつけなければならない事の一つに、歯をちゃんと骨の中に並べるという事があります。歯は骨の中に埋まっていないと生きられません。水槽の中の魚と同じです。CT検査があれば歯がちゃんと骨の中に並んでいるか、またそれが可能かどうかを事前に調べる事ができます。
⑥その他歯科治療
その他にも、一般的な歯科治療や入れ歯の治療、顎関節など、立体で把握する事が歯科治療において有効なのは言うまでもありません。様々な治療に応用する事が可能です。
当院では、必ず事前にしっかりとした診査・診断を行って適応症を判定し、ご説明を行った上で、患者様に納得頂いてから治療を行う様に努めております。
お口の中で何か悩まれている事や、聞きたい事など何でも構いませんので、ご遠慮なくお尋ね下さい!
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