矯正治療・小児矯正
このページの目次
- 1 御影歯科クリニックの咬み合わせにこだわった矯正治療・小児矯正
- 2 治療中の見た目に配慮した目立たないワイヤー矯正装置
- 3 ワイヤー矯正(ブラケット矯正)の流れを動画で解説
- 4 取り外しできるマウスピース型矯正装置インビザライン
- 5 マウスピース型矯正装置インビザラインの特徴
- 6 マウスピース矯正の流れを動画で解説
- 7 マウスピース型矯正装置インビザラインの注意点について
- 8 光学式口腔内スキャナーiTeroで快適な型どりが可能
- 9 矯正治療に伴うリスク・注意点について
- 10 極力健康な歯を抜かない非抜歯矯正治療に努めております
- 11 矯正治療をおすすめする歯並びについて
- 12 永久歯の先天的欠如をインプラントではなく矯正治療で治した症例
- 13 小児矯正で将来的な歯並び・咬み合わせの悪化を防止
- 14 小児矯正の【第一期治療】と【第二期治療】について
- 15 小児矯正治療を実施することのメリット
- 16 小児矯正治療で使用する矯正装置について
- 17 御影歯科クリニックでは小児の虫歯予防にも力を入れております
- 18 兵庫県東灘区御影で矯正治療・小児矯正をご希望の方へ
御影歯科クリニックの咬み合わせにこだわった矯正治療・小児矯正
歯並びは見た目の問題だけが注目されがちですが、ケアがしにくいことによって虫歯・歯周病リスクが高くなったり、悪い咬み合わせによって歯ぎしりや食いしばり、顎関節症を引き起こしたりなど、健康面にも様々な悪影響を及ぼします。
御影歯科クリニックでは、見た目だけでなく歯科の根幹でもある咬み合わせにこだわった矯正治療(大人の矯正)・小児矯正を実施しております。歯並びでお悩みの際はお気軽にご相談ください。
日本顎咬合学会認定医が矯正治療を担当いたします
御影歯科クリニックの矯正治療は、日本顎咬合学会認定医である院長が担当いたします。
矯正治療は見た目はもちろんですが、無理なく快適に咀嚼ができる適切な咬み合わせを構築することが重要です。
診査・診断をしっかりと行い、咬み合わせにもこだわった適切な矯正治療計画をご提案いたします。
治療中の見た目に配慮した目立たないワイヤー矯正装置
一般的な矯正装置は歯の表面にブラケットと呼ばれる金属の留め具を接着し、そこへワイヤーを通して歯に力をかけることによって、歯を理想の位置へ動かしていきます。ワイヤー矯正装置は3次元的に歯を動かすことができ、矯正力も高く、幅広い歯並びに適応できます。
しかし、どうしても見た目が悪くなってしまうため「歯並びが気になるけど、治療中の見た目がちょっと・・・」と治療への一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。そのような方のために当院では、見た目に配慮した目立たないワイヤー矯正装置もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
白いブラケットのワイヤー矯正装置
ブラケット(留め具)とワイヤーを白い素材に変更した矯正装置です。歯の色調と同化するため、お口を開けた際にも目立ちにくく、周囲に気づかれにくくなります。通常のワイヤー矯正と設計は変わらないため、矯正力が高く、様々な歯並びを改善することができます。
舌側矯正(裏側矯正)
舌側矯正(裏側矯正)は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して歯並びを改善する方法です。歯の表面に装置がないため、審美性が高く、周囲に気づかれることもほとんどありません。こちらも通常のワイヤー矯正と設計自体は変わらないため、矯正力が高く、様々な歯並びを改善することができます。
ワイヤー矯正(ブラケット矯正)の流れを動画で解説
こちらはメディカルネットさんが製作された動画です。白いブラケットワイヤー矯正(ブラケット矯正)の治療の流れを分かりやすく解説されていますので、矯正治療をご検討されている方はぜひご覧ください。
取り外しできるマウスピース型矯正装置インビザライン
御影歯科クリニックではアライン・テクノロジー社が開発・製造するマウスピース型矯正装置「インビザライン」を導入してます。マウスピース型のため取り外しも可能で、歯磨きもこれまで通り行えます。また、治療前後のシミュレーションが可能なため、おおよその治療期間や歯の動き方、治療の難易度が容易に理解することが可能です。
インビザラインはほぼ透明で目立ちにくく、滑舌も影響が少ない矯正装置です。人前に出るお仕事の方も利用者が多く「見た目の問題」で矯正治療ができなかった多くの方が利用しています。
マウスピース型矯正装置インビザラインのメリット・デメリット
メリット
- 矯正装置が目立ちにくく、矯正していることを他人に気づかれにくい
- 歯のお手入れがこれまでの歯磨きと同様に出来る
- 結婚式や食事会、パーティなどの際は取り外して参加できる
- シミュレーションソフトを使って歯の動きや治療期間の目処がわかる
- 一般的なワイヤー(ブラケット)矯正より痛みが少ない
デメリット
- 症例によっては出来ない咬合がある、抜歯矯正が苦手
- 多少は滑舌に影響する(歯の隙間から空気が抜けない)
- ワイヤー矯正より期間がかかることがある
- 指定された時間どおり着用しなければ歯が思い通り動かず、装置を作り直す必要がある
- ワイヤー矯正に比べ痛みは少ないものの、ゼロではない
マウスピース型矯正装置インビザラインの特徴
目立ちにくい
マウスピースは透明ですので、装着時も目立ちません。周囲にも気づかれにくいため、接客業や人前に出るお仕事でも口元の見た目を気にせずに矯正治療が行えます。
取り外しができる
インビザラインが他の矯正装置と大きく違うのは、取り外しができるところです。もちろん1日のうちほとんどは着用していただく必要はありますが、華やかな食事会やたくさんの人の前でお話をするときなど、数時間でしたら取り外していただくことができます。もちろん歯磨き時も取り外して行うことができますので、普段どおりの歯磨きと同じ方法でお手入れが可能です。
金属アレルギーのリスクがない
マウスピースはポリウレタン製です。金属を一切使用していないため、金属アレルギーのリスクがありません。金属アレルギーの方も不安なく矯正治療が可能です。
通院回数が少ない
マウスピースは1~2週間を目安に患者さまご自身で新しいマウスピースへ交換しながら、段階的に歯並びを改善していきます。通常の矯正治療では1〜2ヶ月に一度の調整日を設けておりますが、インビザラインは最大3ヶ月に一度(開始数ヶ月は1〜2ヶ月に一度)の来院でOKですので、通院回数が少なく、患者さまから喜ばれています。
事前に完了後の歯並びを確認できる
インビザラインの大きな特徴として、シミュレーションとその予測実現性があげられます。矯正を始める前にクリンチェックというシステムを使って、歯の動きやおおよその期間、治療後の歯の並び方を3D画像で確認出来ます。マウスピースの作成はそのクリンチェックを確認してから始まりますので、納得してからスタートできます。
矯正中の痛みが少ない
マウスピースは患者さまの歯にピッタリとフィットするため、着用時の違和感が少ないです。また、歯を少しずつ動かすため、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないことも特徴です。
マウスピース矯正の流れを動画で解説
こちらはメディカルネットさんが製作された動画です。マウスピース矯正の治療の流れを分かりやすく解説されていますので、矯正治療をご検討されている方はぜひご覧ください。
マウスピース型矯正装置インビザラインの注意点について
1日20時間以上の装着が必要
インビザライン・システムによる矯正治療が始まったら、1日20時間の装着を心がけて下さい。最低17時間を切ると次回以降のマウスピースが合わなくなるとされています。
クリンチェックによるシミュレーションや治療期間は、きちんとマウスピースを着用した場合の目安です。多くのメリットを感じながらきちんと結果を得るためには、きちんと装着時間を守ることが第一条件となります。
お手入れ方法
マウスピースのお手入れは、歯磨き時に歯ブラシ等で清掃して下さい。マウスピースにも歯と同じくプラークが付着します。マウスピース専用の洗浄剤をご利用いただいても結構です。(煮沸はしないで下さい)
自身の歯は通常の歯磨きと同じ方法でブラッシングしていただきます。ただし、磨き残しが多いと虫歯や歯周病の原因となりますので、担当衛生士や歯科医師のTBI(ブラッシング指導)を受けて頂き、正しい清掃方法を身に着けていただく必要があります。
使用期間
1つのマウスピースをご利用いただくスパンはおよそ2週間です。歯科医師からの指示通りにご使用下さい。歯は一つのマウスピースに付き約0.25mmずつ動いていきます。使用期限を守らなければ歯が計画通りに動かず、マウスピースを再作成することになります。
食いしばりが強い方や歯ぎしりがある場合、稀にマウスピースの表面に摩耗が生じることがありますが、全体的なマウスピースの性能や強度が損なわれることはありませんのでそのままご使用いただけます。明らかな破損が見られる場合は歯科医師にご相談いただく必要があります。
光学式口腔内スキャナーiTeroで快適な型どりが可能
御影歯科クリニックでは、光学式口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を導入しています。光学式口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を使用することによってマウスピースを作成する際に必要となる口腔内データを短時間で採取することができます。
特徴①型取り不要の光学印象
光学式口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」は、小さなカメラで口の中をグルっと一周撮影するだけで、お口の状態がデータ化されて保存されます。
アルジネートと呼ばれる粘土のような材料を使用しないため、「オエッ」なることもなく、快適な型どりが可能です。
特徴②近赤外光画像によるう蝕検知補助
iTeroにはNiriという近赤外線による虫歯検知機能がついています。歯の内側や隣接面の見えない虫歯もNiriを使うことで発見できるため、虫歯の見落としを防ぎ、矯正治療前に口腔内環境を整えることができます。
特徴③マウスピース矯正のシミュレーションができる
iTeroで口腔内を撮影して得たデータを基にインビザラインによる歯列矯正のシミュレーションを見ることができます。
iTeroによる検査・シミュレーションをご希望の方
iTeroは虫歯を見つけたり、口腔内写真としてデータを保存することで患者さまのお口の変化を追ったり、歯列矯正を検討する材料にするなど、様々な利用が可能な優れた口腔内スキャナーです。
見えない虫歯がないか気になる方、定期検診時に歯ぎしりによる歯のすり減りやお口の変化を経時で追ってみたい方、歯列矯正に興味があるけど実際に歯がどのように動くのか、事前に知りたい方など、お気軽にご相談ください。
当院では、iTeroの撮影自体に費用は頂いておりません。検診や治療の合間に10〜15分程度で撮影可能です。矯正治療に興味がある方は、撮影当日にシミュレーションを見ることも可能です。iTeroにご興味がございましたらご来院時でも結構ですのでお気軽にお申し付け下さい。
矯正治療に伴うリスク・注意点について
- 歯の移動に伴う痛みや違和感を感じる場合があります。
- 歯の動きには個人差があるため、当初の予定よりも矯正期間が延びることがあります。
- 矯正治療によって歯を動かすことにより、歯根吸収や歯肉退縮が生じる場合があります。
- 金属を含む装置を使用する場合は金属アレルギーを引き起こすリスクがあります。など
極力健康な歯を抜かない非抜歯矯正治療に努めております
矯正治療では顎と歯のサイズが合わずに歯並びが悪くなっている場合など、綺麗に並べるためのスペースを得るため、健康な歯(基本的には咬み合わせに比較的影響のない小臼歯)を抜くことも少なくありません。
しかし、将来的な咬み合わせなどを考慮すると、できるだけ歯を抜きたくないというのが歯科医師としての本音でもあります。そのため当院では、下記の処置を併用することによって、極力健康な歯を抜かない非抜歯矯正治療を心がけております。
※予後が悪くなるような症例については抜歯を検討いたします。
遠心移動
遠心移動とは、歯の位置を全体的に奥歯側に移動させることによって歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保するという方法です。親知らずの抜歯は必要となりますが、スペースが得られることで小臼歯は抜かずに矯正治療が可能となります。
IPR法(ディスキング)
IPR法(ディスキング)とは、一つひとつの歯のエナメル質を少しずつ削ることによって歯幅を縮小し、歯を動かすために必要なスペースを獲得する方法です。IPR法は矯正治療で一般的に行われており、エナメル質の切削量も0.2㎜~0.5㎜とごく僅かですので、健康面への影響もありません。
矯正治療をおすすめする歯並びについて
「歯並び」と一口に言っても、種類は様々です。とはいえ、必ずパターンのようなものがあります。
大きく分類すると、アングルⅠ級(歯列弓が正常な咬み合わせ)、アングルⅡ級1類(上顎前歯が前に突出している咬み合わせ)・2類(上顎前歯が後退しているもの)、アングルⅢ級(いわゆる受け口)の3つに分類されます。それぞれ並び方は違いますが、細かくわけると主に下記のケースに分類されます。
叢生
歯並びがガタガタの状態です。八重歯も叢生の一種で、主に顎の大きさが小さい事が原因で起こるといわれています。歯が重なった部分は磨き残しが多くなるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
上顎前突
いわゆる出っ歯と言われる状態です。上の歯が大きく前に突き出した状態で、唇がしまりにくい人も多くおられます。
下顎前突
大分類で分けたところの3級と呼ばれる状態で、いわゆる受け口です。下の歯が上の歯より前に出ており顎が突き出したように見える場合が多いです。このケースは場合によっては外科矯正が必要なこともあります。
上下顎前突
上の顎の前歯も下の顎の前歯も前に突出してしまっている状態です。口全体が前に突出しているように見えます。
過蓋咬合
上の歯が下の歯に大きく被さった状態で、ディープバイトともいわれます。咬み合わせが深く、歯と歯が咬み合うところにダメージが出やすい咬み合わせです。
開咬
ポカン口とも言われ、前歯と前歯がかみ合わず、ポカンと口を開けたような状態です。奥歯ばかりで咬んでしまうので奥歯にダメージが蓄積し、口呼吸になりがちなので、脳の成長にも影響するといわれています。
すきっ歯
歯と歯の間が大きく空いている状態の歯並びです。歯の隙間に食べ物が挟まったり、汚れが蓄積しやすいため、虫歯リスクが高くなります。また、空気が抜けることによって発音に支障をきたす場合があります。
交差咬合
上下の前歯、奥歯の何本かが交叉している咬み合わせです。咬み合わせがよくないために、咀嚼が正しくできないことがあります。
永久歯の先天的欠如をインプラントではなく矯正治療で治した症例
こちらの患者さまは、下の左右に乳歯が残っていて、詰め物が外れたままになっているので、なんとかしたいという事で来院されました。乳歯の下に元々永久歯が無いのは知っていたようで、もしも抜かないといけないならインプラント治療を検討中との事でした。
初診時の状態
上下共に叢生(凸凹の歯並び)で、特に下の前歯の凸凹が目立ちます。下の左右前から5番目の歯に乳歯が残っており、詰め物が外れてしまって、内部が虫歯になっている状態でした。
口元に突出感があり、お話を聞くと口元が出ている事と歯が凸凹になっている事も気にされていました。
レントゲンを見ても、乳歯の下に永久歯が無いことがわかります。
カウンセリングで治療方針の決定
私は、お口の中とレントゲンを見た時に、乳歯を抜いてインプラント治療を行うことも可能ですが、抜いてできたスペースを閉じて矯正治療をすることで、インプラント治療を回避して、さらに歯並びも改善する事があなたにとって1番良い治療方法だとお伝えしました。
歯並びの悪い患者さまにインプラント治療を行うという事は、お口の中にインプラントという動かない歯を作るということなので、もし今後歯並びを改善したくても、そのインプラントが邪魔になって矯正治療が難しくなったり、できなくなったりする可能性があります。
今20代という年齢なので、今後何十年とその歯並び、噛み合わせで生活する事を考えると、安易にインプラント治療をするのではなく、矯正治療によって綺麗で安定した噛み合わせにする事の方が多くのメリットがあります。カウンセリングでお伝えさせて頂いた結果、治療期間はかかりますが、患者さまは矯正治療をする事を選択されました。
矯正装置の装着および抜歯
上下に矯正装置をつけて、上顎は左右前から4番目の小臼歯、下顎は左右前から5番目の乳歯を抜歯しました。最初は下顎の前歯には装置はつけません。なぜかというと、このタイミングで装置をつけてしまうと、ガタガタ度合いが強すぎて、無理やり歯を動かす事になり、前方に飛び出してしまう事で歯茎が下がってしまいます。また、この状態では正しいポジションに装置を装着することができません。
矯正治療開始9ヵ月後
歯の並びを真っ直ぐに整えた後、ゴムやバネを用いて、抜歯してできた隙間に犬歯を移動させていきます。犬歯は歯の根っこが非常に長いため動かしづらいので、単独で動かす事が多いです。
矯正治療開始1年8ヵ月後
ここで非常に面白いことが起こっています。下の前歯は1年8ヵ月経った状態でも、犬歯と犬歯の間にバネを入れてスペースを広げる事しか行なっていません。歯には装置をつけていないにも関わらず、重なっていた凸凹の下の前歯が綺麗に並んでいるのがわかると思います。
歯というのは不思議なもので、スペースを作ってあげれば自然と綺麗に並んでくるのです。焦って下の前歯に装置をつけない事が、この矯正治療で下の前歯を改善するためのキーポイントです。
矯正治療開始2年後
ここでようやく下の前歯に装置をつけます。この間に抜歯してできた隙間はほぼ閉鎖しています。
矯正治療開始2年9ヵ月後
隙間も閉じて、下の歯も綺麗に整ってきました。2年後の時と下の前歯の見え方を比べてもらうと、下の前歯がより見えている事がわかると思います。特殊な曲げ方をしたワイヤーを入れて噛み合わせの深さを調節しています。
矯正治療開始3年後
顎間ゴムを使って最後の微調整を行なっています。矯正治療の最大のポイントは上下の歯を適切なポジションで噛み合わせてフィニッシュする事です。そうすることで、矯正装置を外した後も噛み合わせが不安定にならず、より噛み合ってきます。
矯正治療開始3年2ヵ月後
装置を外す直前の状態です。最終チェックを行い、歯のポジション、歯列のアーチ、正中の位置など問題ないことが確認できたので、装置を外していきます。
矯正治療終了時の状態
矯正治療が終了し、インプラントを1本も使用することなく、天然の歯だけで美しい噛み合わせを構築することができました。治療後の安定、費用面、患者さま満足度を考えても、非常に有効な治療方針だったと思います。
患者さまも非常に満足されており、あの時インプラント治療をするのではなく、矯正治療を選択して本当に良かったとおっしゃっていただきました。
年齢/性別 | 20代/女性 |
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治療期間 | 3年3ヵ月 |
治療回数 | 40回 |
治療費 | 990,000円(税込) |
リスクなど | ・歯の移動に伴い、鈍痛や違和感を感じる場合があります。 ・歯根吸収が起こる場合があります。 ・歯を並べるために抜歯が必要になる可能性があります。 ・治療期間は来院状況、個人によって差があります。 |
小児矯正で将来的な歯並び・咬み合わせの悪化を防止
歯並びが悪化する原因は遺伝をはじめ、顎の骨の発育不良や悪癖、虫歯や歯周病など様々です。近年の子供は食べものの軟化や口呼吸、悪癖によって顎の骨がきちんと発育せず、小さな顎に歯が収まりきらないために歯並びや咬み合わせが悪化しやすい傾向にあります。
御影歯科クリニックでは、顎骨の正常な発育を阻害する悪癖の改善などと共にお子様の成長を利用した負担の少ない小児矯正によって、将来的な歯並び・咬み合わせの悪化防止に努めております。
小児矯正の【第一期治療】と【第二期治療】について
小児矯正は「第一期治療」と「第二期治療」の2つに分類され、治療の目的や開始する年齢などが異なります。
第一期矯正治療 5歳〜12歳頃
第一期治療は乳歯が永久歯に生え変わり始める5歳~12歳の「混合歯列期」に行う小児矯正を指します。第一期治療では、永久歯が綺麗に生え揃うために土台である顎骨をきちんと拡げることが目的です。顎骨の発育を阻害する悪癖の改善やお口周辺の筋力トレーニングなどを行いながら、矯正装置で顎骨の拡大を促進します。
第二期矯正治療 12才頃〜成人
第二期矯正治療は永久歯が生え揃った「永久歯列期」に行う小児矯正を指します。第一期治療で顎骨を拡げた後、歯を一つひとつを理想の位置へ移動して歯並び・咬み合わせを整えます。(※第二期矯正治療=成人矯正です。)
小児矯正治療を実施することのメリット
成長を利用して無理なく顎骨を拡大できる
小児期は骨が未成熟なため、成長を利用することで無理なく顎骨を拡大できます。
永久歯の歯並び・咬み合わせの悪化を防げる
歯が生える土台である顎骨を拡げて上げることによって、永久歯が場所を取り合わずに生えることができるため、歯並び・咬み合わせの悪化を防止できる。
外科的な処置を行わずに歯並びを改善できる可能性が高くなる
成人の場合、骨格的な問題で歯並びが悪化しているケースについては外科処置が必要になることもあります。しかし、小児期に顎骨を整えておくことによって、将来的に外科処置なく歯並びを改善できる可能性が高くなります。
小児矯正治療で使用する矯正装置について
御影歯科クリニックでは、診査・診断結果を基にお子様の年齢や歯並びの状態を考慮し、適切な矯正装置をご提案いたします。
床矯正
床矯正はお口に装着して装置を少しずつ拡げることによって、顎骨を拡大していきます。成長を利用して顎骨を拡げてあげることによって、永久歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保します。
装置は取り外すことができるため、食事や歯磨きも快適に行えます。
プレオルソ(歯列矯正用咬合誘導装置)
プレオルソは上下一体のマウスピース型の矯正装置です。直接的に歯を動かすのではなく、お口周辺の筋肉のトレーニングをはじめ、舌の位置や口呼吸などの歯並びを悪化させる原因を改善することによって、間接的に歯並びを改善していきます。
簡単に脱着ができるだけでなく、装着時間も日中の1時間と就寝中だけですので、小さいお子様でも無理なく治療を続けることができます。
インビザラインファースト
インビザラインファーストは、目立たない・取り外せるマウスピース型矯正装置です。お口の中に乳歯と永久歯が存在する「混合歯列期」のお子様が対象となります。インビザラインファーストは第一期治療の「顎骨の拡大」と第二期治療の「歯の移動」を同時に行える画期的な矯正装置です。
すでに生えている永久歯の位置を整えながら、これから生えてくる永久歯のために必要なスペースを確保することができます。
御影歯科クリニックでは小児の虫歯予防にも力を入れております
子供の歯は未成熟なため、大人の歯に比べて虫歯になりやすく、進行が早いことが特徴です。御影歯科クリニックでは、お子様のお口の健康維持に努め、小児の虫歯治療はもちろん、幼少期からの虫歯予防にも力を入れております。小児の虫歯リスクを軽減するため、当院では下記の対策を実施しております。
フッ素塗布
高濃度のフッ素を歯面に塗布します。フッ素には虫歯菌の活動を抑えたり、溶け出した歯を修復する唾液の再石灰化を助ける作用があるため、虫歯予防に効果的です。
シーラント充填
乳歯や生え変わったばかりの永久歯は虫歯になりやすいです。特に奥歯の永久歯は歯の溝が多く、そこに汚れが蓄積することで虫歯リスクが高くなります。シーラント充填とは、フッ素配合の樹脂で歯の溝を埋める処置です。歯の溝を埋めて汚れの蓄積を防ぎ、ケアをしやすくします。
TBI(歯磨き指導)
虫歯リスクを軽減するためには、毎日のケアが重要となります。磨き残しが多いとそこから細菌が繁殖して口腔内環境が悪化するため、必要に応じて適切な歯磨き方法や親御さんの仕上げ磨きについて指導いたします。
お子様の気持ちに寄り添った優しい診療を心がけております
御影歯科クリニックでは、お子様が歯医者さんを苦手にならないよう、恐怖心や処置に伴う痛みに配慮しております。治療の際はお子様ときちんとコミュニケーションを取り、緊張や不安を緩和してから処置を始めます。
麻酔注射なども表面麻酔や超極細の針を使用することでできるだけ痛みが強くならないよう努めております。また、小さなお子様については親御さんが治療に同席していただける「親子診療」にも対応し、お子様の気持ちに寄り添った優しい診療を心がけております。
兵庫県東灘区御影で矯正治療・小児矯正をご希望の方へ
御影歯科クリニックでは、歯科の根幹である咬み合わせにこだわった矯正治療・小児矯正を実施しております。患者さまが快適に矯正治療に取り組めるよう、治療中の見た目にも配慮し、目立ちにくい矯正装置なども取り揃えております。兵庫県東灘区御影で矯正治療・小児矯正をご希望の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。