ホワイトスポットは治るの?
投稿日:2024年11月8日
カテゴリ:スタッフブログ
スタッフブログをご覧のみなさん、こんにちは。歯科衛生士の布施です。
10月の投稿でホワイトスポットについて紹介しました。
ではホワイトスポットは治すことができるのでしょうか?
そもそもホワイトスポットは進行性の虫歯ではありませんので、
その多くは治療の必要というわけではないのです。
しかし、前歯という目立つ場所でもあるため、
審美的な問題を解決したい場合は治療の対象になります。
治療にはいくつかの方法があり、それぞれ利点と欠点があります。
フッ素やMIペーストの使用
ごく限られた症例になりますが、
原因が初期段階の虫歯で、再石灰化が追いつく程度の軽度な症例であれば、
再石灰化を促すフッ素やMIペーストのようなデンタルケア用品を使うことで
ホワイトスポットを消すことができます。
ただし、多くの場合ホワイトスポットはこの方法で消えることはありません。
審美的に改善したい場合は積極的な治療をご検討ください。
アイコン
ホワイトスポットにiCon(アイコン)という薬剤を塗布することで、
歯をほとんど削らず(最外層1層のみ削ります)にホワイトスポットを治療します。
酸によって脱灰したエナメル質に薬剤を染み込ませることでホワイトスポットを改善し、
エナメル質からミネラルが溶け出すのを防ぎます。
また、アイコンはホワイトスポットを治療するだけだなく、
エナメル質の酸性化を防ぐためホワイトスポットの再発予防する効果もあります。
ダイレクトボンディング
薬剤で消えないレベルの深さに原因があるホワイトスポットは、
歯の表面を少し削ってから、コンポジットレジンという歯科用樹脂を使った
ダイレクトボンディングという治療で修復します。
ダイレクトボンディングに使用する樹脂は、
審美性に特化した素材を使用して歯の色合いを調整するため、
治療後はキレイな仕上がりが期待できます。
ただし、樹脂は取れたり欠けたりすることがあり、
経年により色味や材質が劣化するリスクがあります。
その場合は再治療が必要になります。
ラミネートベニア
ダイレクトボンディングでは治療できないような広い範囲のホワイトスポットの場合、
ラミネートベニアというセラミックのシェルのようなものを歯の表面に貼り付ける治療が有効です。
ラミネートベニアは歯との接着強度が高く、見た目も美しく艶のある仕上がりが期待できます。
セラミックの特性上、汚れがつきにくく落としやすいというメリットもあります。
ただし、歯の表面を薄く削る必要があり、
またダイレクトボンディングと同様にラミネートベニアは人工物ですので、
取れる・割れるというリスクは少なからずあります。
当院ではカウンセリングの時間を設けており、
しっかり治療方針を相談し、患者様にご納得いただいてから治療を進めていきます。
お気軽にご相談ください。
当院にHP上にある24時間WEB予約であれば、
初診の人に限りアポイントと連動した形でいつでもご予約可能です。
ぜひご利用ください。
https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/fb7cbb79ee39bb410271bfbe919f47e7/reservations
御影歯科クリニック
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