【お悩み相談1】子供の歯並びを矯正するタイミングっていつ？

患者さんとお話しをしていて、よく質問されるお悩みや疑問を歯科医師の目線で簡単にわかりやすくお答えしていこうと思います。

【お悩み相談１】　子供の歯並びを矯正するタイミングっていつ？

大切な子供の歯並びを治してあげたいと考えているご両親はたくさんいらっしゃいます。ただ、いつから矯正治療をはじめたらよいかわからなくて悩んでいる方のご質問をよくお聞きします。

まず、初めにお答えしておくと、

矯正治療を始める適切なタイミングは人によってさまざまです。

自分で判断するのではなく専門的な知識をもった先生に、お口の中の状態と成長度合いを見てもらう事をオススメします。

ただし、一般的な目安を知っておくことは矯正のタイミングを逃してしまうリスクを回避したり、早期対応を行う上で重要ですし、知っておく事でご両親も安心できると思います。

歯並びの違いにもよりますが、ほとんどの患者さんが奥歯の永久歯（６歳臼歯）と前歯の永久歯が生えてくるタイミングで矯正治療を行うことが多いです。年齢で表すと８歳〜１０歳ぐらいです。

Before

After

受け口（前歯が逆に噛む）の傾向がある子はもう少し早いタイミングで矯正治療をスタートした方がよい場合があります。前歯の永久歯を正しい位置に治してあげることが必要です。年齢で表すと６歳〜７歳ぐらいです。また、下アゴの成長は思春期の身長が伸びる時期に行われるので、成長が終了するまで観察することが必要です。年齢で表すと女性１６歳・男性１８歳ぐらいです。特にご両親や親族に受け口の傾向がある方は要注意です。

Before

After

前述したように、年齢に関してはあくまで目安ですので、詳しい治療時期はお口の中と成長度合いを一度診てもらって、適切なタイミングを決めることが大切です。

お子様の歯並びでお悩みの方はいつでも気軽にご相談ください。