ホワイトスポットの治療法 アイコンって?
投稿日:2026年10月21日
カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは、歯科衛生士の布施です。
今回は、ホワイトスポットの治療法の一つである「アイコン」についてご紹介します。
アイコン(ICON)……削らずにホワイトスポットを改善する方法
アイコン(ICON)とは
アイコン(ICON:Icon Caries Infiltrant)は、欧米で開発された特殊な薬剤で、歯を削らずに初期虫歯やホワイトスポットなどの白斑を治療する材料です。
ドリルや麻酔を使わず、痛みもほとんどなくエナメル質を再石灰化しホワイトスポットの改善を見込みます。
低粘度の樹脂(レジン)を脱灰したエナメル質の内部に浸透させ、光の反射を正常な歯に近づけることで白い斑点を改善します。欧米を中心に普及してきた比較的新しい処置で、特に矯正治療後のホワイトスポット・エナメル質形成不全(軽〜中度)に対して検討される選択肢の一つです。
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アイコン処置の一般的なステップ
1.表面処理
エナメル質表面を専用の酸でわずかに処理し、樹脂が浸透しやすくする
2.乾燥・確認
処理後の状態を確認。浸透できる深さかどうかを評価する
3.樹脂の浸透
低粘度の樹脂(ICON)をスポット部分に塗布し、エナメル質内部に浸み込ませる
4.光照射・硬化
専用ライトで樹脂を固め、表面を研磨して仕上げる
1〜2回の来院で完了することが多い
アイコン治療のメリット・デメリット
メリット
・アイコン治療は歯を削りません。従来のホワイトスポット治療のように、白い斑点の部分を削って詰める治療ではありませんので、歯はほとんど削りません。
・アイコン治療は効果が早いです。カルシウムを補う歯磨き粉でホワイトスポットの改善を期待する場合、長い時間がかかり、効果があまり出ない場合も多々あります。アイコン治療はその場で薬剤をしみこませるため、早ければ1回の治療でホワイトスポットが改善します。(効果には個人差があります)
・アイコン治療は歯を強化する効果もあります。エナメル質に液状のプラスチック樹脂を浸透させるので、エナメル質を強化する効果も期待できます。
デメリット
・穴が開いているような通常の虫歯は不適応です。アイコンは液状のプラスチック樹脂をエナメル質に浸透させる治療ですので、実際に穴があいているような通常の虫歯は不適応です。
・アイコン治療後にはホワイトニングができなくなります。アイコンは液状のプラスチック樹脂をエナメル質に浸透させるため、アイコン治療の後ではホワイトニングの薬剤が歯に浸透しなくなり、ホワイトニング効果もでません。
・他にホワイトスポットの大きさや深さ、状態によって治療には個人差があります。そのため1回のアイコン治療ではホワイトスポットが消失しなかったり、治療後徐々に時間をかけて(1ヶ月程度)消失することもあります。
アイコンは歯を削らず、麻酔も不要なケースがほとんどです。ただし、すべてのホワイトスポット・ブラウンスポットに有効なわけではありません。深い変色・エナメル質が広く欠損している場合には適応しないこともあります。まずは専門医による診査が必要です。
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御影歯科クリニック
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